テスト前ですが、1年生も2年生も、当たり前のように練習に来る選手が増えてきました。特に2年生は、テストで休む選手が、当初からほとんどいない……。吃驚です。コーチとしては、やっぱり嬉しいですね。とはいえ、練習来るから偉い、休んだからダメというのでなく、あくまで自分にとってどうか、という視点から、各選手判断してほしいと思っています。
1年生
引き続き「守備」です。「ゴールを守りながらボールを奪う」ためのポジショニング、マークの受け渡しや指示のコミュニケーション、そしてその連動と、ここまでやってきたことを全部盛り込んでいます。ディフェンスは同時に観るもの、気にしなければならないものが多いので難しいですが、だからこそ、しっかり時間を掛けて身につけていく必要があります。今日は人数に対して狭めのコートでトレーニングを行ったので、次の練習では、同じテーマの練習を、今日より広いコートで行っていこうと思います。
狭いので攻撃にとっては難しい(守備側にとっては易しめ)のメニュー設定でしたが、その中でもオフェンス時、守備を破壊するような良いチャレンジ、果敢な攻撃姿勢を見せてくれる選手がいました。これも非常に良いことです。
2年生
守備の奪いどころを巡るトレーニングを行っています。一人だけが奪いに行くのではなく、全体が一つの生き物のようにボールを狩りにいく、そういう守備の構築をしています。やみくもに奪いに行けばかえって不利になる、けれども「奪いどころ」では一気に圧力を掛けて奪いに行かなければならない、その判断が難しいところです。しかし、攻撃的な守備が整ってくれば、攻撃にもっと迫力を出せるので、しっかりと積み上げていってほしいと思います。
守備テーマとは別に、個々人でも公式戦に向けて課題があります。チームのテーマは守備ですが、個人としては、攻撃時の決断速度、判断の質を課題にしている選手が多いです。今日の練習ではその部分で、個人としてしっかり取り組めている選手が多かったです。U-14フレッシュカップの頃に比べると、非常に大きな成長を感じます。明日は公式戦前最後のゲームとなりますが、チームとして、個人として、前回の試合から取り組んできていることをどれくらい発揮できるか、観るのが楽しみです。
追伸
1年生、2年生共に、「健康状態調査表」の記入・提出という取り組みをスタートしました。毎日の寝る時間、起きる時間、月ごとの身長・体重を記入するというものです。健康状態の把握にしても、プレーの一つ一つにしても、細かい部分に対してどれくらい真剣に、良くするために取り組んでいけるかが大事です。
「勝負の神は細部に宿る」とは、岡田武史さんの有名な言葉ですが、この「細部」に気を配れるかどうか、結局はそこが全てだと思います。また、そうやって細かいことに気を配って、真剣に向き合うことのなかで、自信と誇りを得ることも出来ます。皆、一人の「サッカー選手」らしく、自立していってほしいと思います。