今日は四ヶ月ぶりに、5小での練習でした。
久しぶりの5小グランド、帰ってきた、という思いです。
今日の1,2年生は、「オフェンス時のサポート」をテーマに練習をしました。大事な点はいくつかありますが、特に大事なポイントとして、「ボールホルダーの状況を観る」というのがあります。動き出せばそれでOKではなく、「ボールホルダーの状況はこうだから、こう動いた」とか「本当はここ狙いたかったけど、無理そうだったからこうした」というような考えを引き出すような練習をしました。アップで動きの下地を作ってから、特殊ルールの3vs2→2vs2→3vs3→ゲームという流れです。今日はゲームは、短時間、小スペースで行いました。単純に、強度のコントロールのためです。
さて、今日の画像ですが、今日はトレーニング前のワンシーンです。↓

↑中学二年生が、虫(ちょっとした蛾)を怖がってコーンを取りに行けないの図です。
「今の子って」という言い方は本当はあまりしたくないのですが、本当に、虫苦手なんですよね。セミとかいると、キャーキャー言って逃げ回る姿を毎年見ています。それが良いとか悪いとか言うつもりはないんですけど、もうちょっと自然に触れた方がいいよ、というのは言ってあげたいです。ザリガニとったり、バッタとかダンゴムシ集めしたりとか――。
民俗学には「原風景」という概念(考え方)があります。子供時代の、身体と心を目一杯使って自然の中で遊んだ思い出は、単なる子供時代の思い出ではなく、その後の人生にとって、人格形成にとって、非常に重要なものになる――それを「原風景」と呼びます。大人になっても、心の中にずっと広がり続ける風景です。多くの昔話でも同様に、人間、困難に直面したときには、「原風景」に立ち返り勇気を貰うものなのだと思います。少年時代・青春時代を題材にした映画や小説が大人の社会でもずっと人気なのは、そこから皆、自分の中の「原風景」を想起し、勇気を貰えるからではないでしょうか。
自然とふれあう機会が減っている今だからこそ、選手には「自然」を感じて貰いたいと、こっそり思っています。