久しぶりの更新!
実は、今後動画編集をすることも見据えて、ちょっと優秀なPCを買ったのですが、旧PC→新PCへのデータ引っ越しの際、なんと――このブログのIDとパスワードを紛失していました。それをやっとさっき見つけて、こうしてブログの更新を再開できた次第です。(諦めて別のブログに登録している所でした💦)
よく選手が(最近はあまり無いですが)、練習後自転車の鍵をなくしてあたふたしていることがあって、そんな時は「ちゃんと管理しときなさい」的なことを言っていますが――今回は完全に、そういう時の選手の気持ちでした……。
さて、ブログを更新できなかったこの20日あまり、たくさん試合やりました。U-15高円宮杯後は、U-15は地域交流大会、U-14は練習試合2試合。どの学年も、じっくり良くなっています。育成年代、でもサッカーは勝負、身体能力の差が最も顕著な世代、できることと・物理的に不可能なことがある、でもサッカーは勝負! そんなジレンマの中、毎日過ごしています(笑)
さて、選手はというと、三年生は高校に向けて勉強と、そして高校見学、体験練習、セレクション、頑張っています。ちょっと大人の顔つきになってきたように思います。1・2年生は夏を終えて今、自分を見つめる勇気が試されています。上達には何が必要なのか――。アドバイスや指摘は、時につらいものです。それを飲み込めるかどうか……。
指導者としてもここは難しいところです。指摘を受け入れる準備のできている選手には指摘をする、その準備がない選手にはしない――というスタンスを取るべきか、否か。サッカーは11人制。穴があれば、負ける。だから勝つために、無理にでもやらせようとしてしまう。でもそれは、どうなのだろうか。無理にやらせようとするから嫌になってしまうのなら、言わずに、見守るだけに留めるべきなのか。そうしたときに、チームの秩序はどうなるだろうか。ここも非常に、ジレンマです。
近頃、そのことを考えていると「教育は忍耐だよ」と、小学生時代にお世話になった先生の言葉を思い出すようになりました。「啐啄」(そったく)という言葉があります。卵の中にいる雛がコツコツと卵を叩く音、その音を聞いて、親鳥が外からちょっと助けてやる。そういう言葉です。選手・子供が「その気になったとき」に、大人・指導者はそっと背中を押してやる――。つまりそれは、まだその気になっていない雛は、機が熟すまで見守るということです。ここが、「教育は忍耐だよ」の意味なのではないかと気が付き始めました。本人を説得するのではなく、本人が気が付き始めたときに後押しする――確かに、「成長」したのはそういう時だったかもしれません。
「これ、やろうと思うんだけど」に対して、「いいじゃない。やりなよ!」という一言を言ってくれた大人、「やろうと思うんだけど」と自分が言うまで粘り強く見守ってくれた大人、その人たちに自分も「成長」させてもらっていたのかなと、いま改めて思います。